2009/10/30

命の器

ワイナリー旅行に持って行った本。もう一冊。。

宮本 輝氏の「命の器」

何故?こんな本が本棚に・・・?

昔読んだ、同作者の「ドナウの旅人」の横に、ぺっちゃんこになって挟まって
ました。。。

ドナウの旅人は面白かったです。。
熟年の主婦が全てを捨てて、若い男とドナウ川を旅して・・
かなり昔に読みましたが結構記憶に残ってます。。

しかし・・命の器を開いて読んでみるものの・・全く一行も記憶に無い・・

多分この本は、高校の時に読書感想文で{買わされた}物だと思います。

ここまで記憶に残らず、それでも当時に感想文を提出してるのなら・・

方法は一つですね。。

正しい感想文の書き方の定番として有名な・・

「あとがき・まる写し」で・・当時提出したのだと思います。。

しかし、今回、読んでみると凄く面白い。。

エッセイ集ですが、中の一編
「かぐや姫の神田川」は良いですよ。

著者が貧困時代、なけなしのお金で本を買おうと出かけると、
神田川が流れていて・・
感銘してそのレコードを買ってしまうのです・・
でも・・

著者の家にはレコードプレーヤーが無くて、買うお金も無くて・・

振ってもたたいても音の出ないレコードを眺めていた・・と言う体験談・・

全く境遇は違いますが、私も近い思い出があるのです。

当時、映画館で観た「モンスターズ・インク」に大感動をして、
つい、初回限定版DVD(ミニカー付き)を予約してしまいました。

でも・・

私の家にはDVDプレーヤーが無くて、当時まだDVDプレーヤーは
高くて・・・

振ってもたたいても・・・

???宮本輝氏のエピソードは感動するのに、自分のエピソードはあまり
    感動しませんね・・似た思い出なのに・・・

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