2009/11/14

カエルの王子様

キャンティの生産者・モンテセコンドのシルヴィオ氏と試飲会でお会いしました。

ラベルのカエルはグリム童話「カエルの王子様」がモチーフらしく、
あの、女性がキスをするとカエルが王子様になる童話です。

ボトルの見た目はカエルですが、ワインを飲むと(キスすると)王子様が
現れるがごとく素晴らしい感動があるワイン。。の意らしいです。。

でもですね・・この素敵なお話、原文はひどいお話ですよ~

■ あらすじ ■
あるところに美しい姫がいた。姫は城の近くにある森の泉で、金の鞠で遊ぶのを好んでいた。しかしある日、泉の中に金の鞠を落としてしまう。お気に入りの金の鞠をなくした姫は、嘆き悲しみ、大声で鳴き続けた。
そんな中、どこからか声が聞こえる。
「王様のお姫様、何をそんなに悲しんでいるの?」
姫はあたりを見回した。すると泉の中から大きなカエルの頭が覗いた。姫が事情を話すと、カエルは助けてあげる、と言った。
「そのかわり、何かおくれ」
姫は洋服も宝石も黄金の冠も何だってあげる、と答えた。だがカエルはそんなのはいらないと言う。
「あなたが僕を好きになってくれて、あなたの遊び相手にしてくれて、あなたのそばにいさせてくれるなら金の鞠を持ってきてあげますよ」
姫はうなずきながらも、心の中ではカエルを馬鹿にしていた。どんな人間とだって、カエルと仲良くなれるわけがない、と。


カエルは約束どうり泉に潜り、金の鞠を取り戻してきた。姫はお気に入りの遊び道具が戻ったのを喜び、そのまま走り去ってしまった。カエルが大声で鳴き後を 追うも、カエルの足では姫に追いつくことはできなかった。カエルは泉に戻るしかなかった。姫はそんなカエルのことを忘れてしまった。


次の日、王様や家臣たちと一緒に食事をしていたときのこと、ペタペタと階段を上る足音が聞こえた。そして足音が扉の前までくると、扉が叩かれ、「小さなお 姫様、どうか私のためにこの扉を開けてください」と声がした。姫は脅え、その様子は王様に一目でわかってしまう。姫に事情を聞くと、約束は守らねばならな い、とカエルを中に入れるよう言った。
カエルは飛び跳ね姫の席の隣にあげてもらい、たらふくごちそうを食べた。その間、姫は嫌悪感でいっぱいで、それははたから見てもわかる様だった。満腹になったカエルは姫の部屋にベッドをしつらえ、そこで一緒に寝たいと言った。
姫はとうとう泣き出した。カエルに触ることがとても恐ろしかった。それに一緒に寝るなどということは身の毛もよだつほどだった。王様は怒った。困っていた ところを助けてくれたカエルを蔑ろにしてはいけない、と。姫は仕方なく、二本の指でカエルを摘み上げ部屋に連れて行き部屋の隅に置くと、自分はベッドに潜 り込んだ。カエルはその姫のもとに擦り寄りこう言った。「僕もベッドの中に入れておくれよ、さもないと王様に言いつけるよ」それを聞いた姫は怒り、カエル を摘んで壁に投げつけた。
「これで静かになるわ、いやらしいったらないわ」
しかし、カエルが床に落ちたときには、それはカエルではなく、優しい目をした王子になっていた。カエルは魔女に姿に変えられてしまった王子だったのだ。そのいきさつと、姫以外では魔法が解けなかったことを話し、二人は一緒に眠った。


翌朝、二人が目覚めたところに八頭の白馬に牽かれた馬車がやってきた。それは王子と姫を王国に導く馬車で、王子に忠実な家来ヘインリヒもついていた。ヘイ ンリヒの心臓には鉄の帯が三本巻きついていた。王子がカエルになってしまったことはヘインリヒにとって酷い悲しみであり、心臓が破裂しそうなほどだった。 鉄の帯は心臓が破裂しないように巻いたものであった。
ヘインリヒは王子と姫を馬車に乗せ、旅立った。道中、何かが割れる音がした。王子はヘインリヒに馬車が壊れたのかと問うた。
「いいえ王子、私の心臓に巻いた帯が切れたのです」
その音はその後も二度なり、王子たちを驚かせた。ヘインリヒは自由になった王子を大変嬉しく思っていた。

{このお姫様・・・何様!?}

カッシーナ・ロエラのラベルも変わったキャラが・・・
ザリガニ?に人が乗ってる・・・
(乗ってる人・・だいぶヤバイですね・・)
意味を尋ねると、まったく意味は無いそうです・・・

2 件のコメント:

有巳 さんのコメント...

和歌山県在住です

うちのシェフはあのカエルの絵が気に入らず、このワインを取ることを拒否されました(^^;)

Tommy さんのコメント...

有巳さんへ。。え~、カエルは拒否だったのですね・・・ラベルは大切ですね・・ど根性ガエルのキャラにラベル変えていただきます(*^。^*)