2012/02/10

A.&P.ド・ヴィレーヌ

世界最高峰ワイン「DRC」

その経営者のひとりが自ら営むドメーヌ、A.&P.ド・ヴィレーヌ。。

現在、ブーズロンの地において、アリゴテの生産者として、最高の評価を受け続けています。

そのアリゴテを造る男「ピエール・ド・ブノワ」氏です。。



今日はランチを同席させていただきました!!

そして!!アリゴテの垂直試飲!!



2008・2009そしてまだ日本未入荷の2010

ブーズロンのアリゴテは、「アリゴテ・ド・レ(黄金のアリゴテ)」

ブルゴーニュの他のアリゴテは、「アリゴテ・ベール(グリーンのアリゴテ)」

その名の通り、ブーズロンのアリゴテの果実は緑ではなく、
見事に黄金が色付いています。。

しかし。。。

アリゴテ種とは何なんだろう。。。

私がワインを勉強し始めた頃。。。

アリゴテ種とは。。。

カクテルの「キール」のベースに使うと最適!!

な説明があらゆる文献で見かけた気がします。。

なんだかな~。な、扱いだったような。。。

「あ~今日の気分はアリゴテかな~」と言う人もあまり聞かないし。。。

私は「ピエール・ド・ブノワ」氏に質問をしました。。

「何故、ブルゴーニュでは圧倒的にシャルドネ種の方が多いのですか?
 何故、そんな中で、ブノワ氏は白の中ではアリゴテをメインとするのですか?」

氏は答えました。。

「アリゴテ種は、シャルドネ種より晩熟で、栽培が物凄く大変なんだよ。
 かつてはアリゴテ種も、シャルドネ種と同じ位置づけだった。
 でも、労力が大変と言う理由で次々とシャルドネ種に替って行った。。」

「私は今でもアリゴテ種の素晴らしさを信じています。アリゴテ種はシャルドネ種よりも、
 若くしてテロワールの特徴を最大限に表現します。それは決してシャルドネ種が劣ると言う
 意味ではありません。アリゴテ種にしか表現が出来ないテロワールがあると言う事です。
 更に、我が畑のアリゴテ種は年々素晴らしくなっている。昨年より今年。今年より来年。
 A.&P.ド・ヴィレーヌのアリゴテ種の未来を楽しみにしていて下さい!」

氏のフランス語を通訳さんが訳し、それを自分なりに訳したので、私の感じたイメージの
文章になりましたが、氏は私にそう言いました。(そう感じました)

事実、このブズロンの2010はかなり美味しいですよ!!

2008年も美味しかったのですが。。。

私は断然2010です!!

2010は「リースリング」?と感じました。。

それも氏に伝えますと、確かにアリゴテ種にはリースリング種と
共通するエッセンスをふんだんに含んでいるそうです。。

アリゴテ新時代が来るか???

2010年の入荷が楽しみです!!tomio

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