2010/06/01

ガードニャン?



心待ちにしているワインがあります。

ドメーヌ・セネシャリエール。。

そう。マルク・ペノさんのワインです。

輸入元さんから最新レポートが届きましたので、
ペノさんの近況ご紹介です!!
(中島さん、いつも素晴らしいレポートをありがとうございます。)
               
3年前の復活から革新へ大躍進を続けるマルク・ペノ
2007年の倒産から3年目の歳月が流れた。08年復活、09年建直し、
そして10年革新への年へと、真っすぐ上に向かって伸び始めた。

まるでこの季節の葡萄蔓のように上に上に向かっている。

08年に日本会社の援助によりドメーヌ・ド・ラ・セネシャリエールが
正式に復活して、以後、日本企業と二人三脚の建直し作業が始まった。
畑の整備、醸造所の整備など諸々の土台造りに専念した。

そんな努力の中、昨年09年は春の冷害に遭い、厳しい畑状況と経済状況に
直面した。

それでも、さらに健全なる葡萄栽培に必要な機材を購入・投資して、
万全の態勢で迎えた10年の春だ。

研修していたマチュも正式に入社した。ペノさんの右腕だ。
二人で必死の耕作作業や土台造りのお陰で、この5月に入って葡萄木も
土壌も今まで見たこともないほどに生き生きとしている。フカフカの土壌、
土中の微生物も活発に躍動していそうだ。宇宙の光を吸収する葉っぱにも
エネルギーを感じる。

5月に入って芽にてんとう虫を見る。健全で力のある畑に革新の真最中だ。
5月はエネルギーが躍動する!

羊飼いならず葡萄飼いのイヌ・ジョジョ、葡萄を守るガードワンだ!
ジョジョは醸造所のガードワン。



ここに勝手に住み込んでいる。
お母さんイヌが勝手に来て醸造所の一角に4匹ほど生んで、
ある程度子イヌが大きくなったらどこかに去っていった。
子犬のうち、最後に残った一匹がこのジョジョだ。
醸造所に寝泊まりして守っている。クセ者が来れば猛スピードで
行って確認する。

そして、醸造所内を守るのは猫だ。
ネズミ捕りの名猫だ。
吾輩はガード・ニャン!



この最強ベストメンバーでドメーヌ・ド・ラ・セネシャリエールは
運営されている!

ペノさんはこの土壌で世界一美味しい白ワインが出来ると信じている。

土壌は青シスト、赤シストがゴロゴロしている痩せた年だ。
アルドワーズと呼ばれる固い岩盤が地層にある。その岩盤層の隙間に
葡萄の根っ子が入り込んで地中深く伸びている。
そのミネラルのエネルギーを我々に伝える為に地中から吸い上げてくれる。

ミュスカデ地区を世界一の白ワインに!ペノさんと葡萄木達の夢。。。

まるで葡萄と会話をしているようだ。
こんなにも樹齢の古いミュスカデを持っているのはペノさんのチャンスだ。
やはり繊細なワインを造ろうとすれば、樹齢の古さは貴重な存在だ。
根っ子の深さが違う。最終的には根っ子が吸い上げるミネラルの質が
重要ポイントになる。

あとは葡萄木と人間がどこまで対話ができるか?だ。



今回は多くのキュベが入ってまいります!!
(と言いましてもかなり先ですが。。)

La Bohème, VDT
ラ・ボエーム

La Miss Terre, VDT
ラ・ミス・テール

La Folle Blanche, VDT
ラ・フォル・ブランシュ

そして!!ご存知、ペノさんと言えば!!

Melon, VDT
ムロン   です。。。

入荷が楽しみです!!   冨尾

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