2010/07/23

ダック・コール

“まれに見る美しさを持った小説”

と絶賛された第四回山本周五郎賞受賞作。。

と言うコピーに「つられて」ふと読んだ本。。



6話の短編から構成されますが、全編「鳥」が登場します。。

第一話「望郷」に~シベリヤ・オオハシギ~

第二話「パッセンジャー」に~リョウコバト~

第三話「密猟志願」に~鴨~

第四話「ホイッパーウィル」に~ホイッパーウィル~

第五話「波の枕」に~グンカンドリ~

第六話「デコイとブンタ」に~デコイ

当店のワインセラーにも鳥ラベルが色々あります。。

真ん中が「デコイ」です。。
「デコイ」とは木で鴨を似せて作られた「おとり」です。

「僕はここだ~。ここは安全だ~。ガ~ガ~!!」
と他の鴨を安心させる為の「おとり」です。。

ダックホーンはこのラベルに何のメッセージを込めたのか?



私は「鳥」に詳しい訳でも何でもないので。。だから。。
小説の中の「鳥」を頭で想像する。。

で、後でネットでその「鳥」を「確認」するのですが、
見事に頭で思い浮かべた「鳥」と全く違う。。

本当に貧相な私の空想・想像力。。

おすすめは「ホイッパーウィル」

人がフルートやバイオリンを奏でると、「ホイッパーウィル」は
それに共鳴しはじめ、やがて人と鳥との大合奏になると言う。。。

小説ではね。。

その時、ホイップ・プァー・ウィルと鳴くそうです。。

で、名前が「ホイッパーウィル」。。

本当に大合奏になるのか、真実は知りませんが、
もし、本当なら。。。素敵ですね。。      冨尾

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