
ワインを飲む時は、グラスのステム(脚)部分を持つ。。
日本では、ほぼ常識なこのマナー。。
でも。。でもですね???
あれ~?と思った事ありませんか?
ハリウッドなんかの映画を見ていて不思議に思った事ありませんか?
ほぼ、90%くらいが。。
ワイングラスの「ボウル」の部分を持っている!!
しかも!!これがカッコえ~!!

不思議に思って調べてみますと。。どうも。。。
ワインを飲む際に「ステム」部分を持つという習慣は。。
世界のマナーならぬ、日本のマナーのようで。。。
そして。。疑問に思っていたんです。。
「どうしてグラスの脚を持つのですか?」
と言うお客様の質問に。。。
「手の体温でワインの温度が上がらないように
ボウルを持たずにステムを持つんですよ~」
と答えていた私。。
昔、私が習った通りの言葉を。。。
正論で間違ってはいないとは思うのですが。。。
でも。。。
私の体温は何度だ??100度か?200度か?
グラスワイン一杯飲むのに、そこまで気にする体温か?
とも思います。。
私の結論は。。。
ワイングラスはボウルでもステムでも。。
「好きな方を持って下さい」。。です。。
ただ!!ワインをテイスティングする際は。。
圧倒的にステムを持つ方がやり易い。。
・ワイン職に就く者のテイスティング用
・レストランさんのサービス用
・ここ一番の取って置きワインを飲む用
・ワイン好きが集まってのワイン会用
・家庭での食事時には必ずそれなりのグラスが必要な方用
などの状況では「リーデル」「ロブマイヤー」などが大活躍!!
むしろ。。ステム付きグラスが無いと始まりません。。
でも。。そうでない状況なら。。
・ワインが好き。。理屈抜きに楽しく飲むのが好き!!
・ご飯とみそ汁と焼き餃子の前に、巨大なワイングラスが不釣り合い・・
・薄いワイングラスを洗うのがいちいち手間・・・
・堅いこと言うな!!
そういう状況なら。。
いっそステムなど無くても良いのでは??
私がそんな事を考えなくとも「リーデル」などが以前リリースし。。
ステムレス(脚なし)グラスは存在しています。。
「薄さ」「透明さ」「容量の広さ」はステム付きとなんら変わらぬ完成度!!
でも。。今夜の晩御飯が「おでん」なら。。
みんなでわいわい「キムチ鍋」なら。。
「分厚くて」(気軽に使えて洗える)
「色付きで」(テイスティングで色を見るわけではないので)
「脚なしで」(食卓の上でこかす心配なし)
でも良いのでは?楽しいのでは?
何より「気軽にワインを飲む方が増えるのでは?」
との考えで。。今、ワイングラスを作ってます。。
まだこんなので。。とてもワイングラスとは呼べませんが。。。
ビールのコップで飲むより美味しく飲めそうでしょ?

ミルクピッチャーならぬミニ・ワインカラフェ。。
も出来ました。。
へたっぴ~ですが。。冨尾