2009/09/10

保存状態

ワインの保存とは?

涼しく、湿度があり、振動が少なく、光の当たらない場所が理想。

間違いなくそれは理想です。ワインの保存にパーフェクト!!

お子さんの生まれ年のワインを、20年後に飲む為に保存されるなら
上記条件は必須です。

でも、それはあくまでも「保存」の為のコンディション。

普段買ってきたワインはそこまで神経質になることはありません。

これは前回の暗闇ワイン会でのお話・・・

並べられた6種のワインを端からテイスティングをしていき、
皆が1本、1本に違うコメントを述べていきます。

でも実は、6種が全て「同じワイン」だったのです。

皆が違うワインと答えた原因が「保存状態の差」なのです・・

同じワインを1カ月前から、

・ワインセラーで保管

・冷凍庫の中

・野外の太陽の元に放置

・振動のあるコンプレッサーの上

・冷蔵庫の中・・・等々

保存状態を変えたワインをテイスティングした訳です。

皆が違うワインと答えた事で、保存状態でワインの香味が変化する事は
明らかとなりました。

面白いのはここから・・・

誰一人「このワインは劣化してる」とは言わなかったのです。

直射日光ワインが一番美味い!
冷凍庫ワインが一番美味い!
セラーワインが一番美味い!

皆バラバラな答えでした。

もちろんワインのタイプで、上記の劣悪な環境で決定的ダメージを負う
ワインもあります。
あえて劣悪な環境で保存してくださいとも、もちろんいいません。

ただ、良くワインセラーは必ず必要ですか?との質問を受けます。
気軽にワインを楽しもうというのです。
いきなり高額なワインセラーは必要ありません。

いつかワインがもっと好きになって、年代の古いワインや、
長熟させたいワインを購入される時点でワインセラーをご購入されたら
と思います。

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